ビールで乾杯♪

利用者様とのかかわり方

昨年、ハートテラス平針にご入居されたA様の様子をご紹介させていただきます。

施設にご入居される少し前まではご自宅で一人暮らしをされてたA様。

ショートステイをご利用中に肺炎で入院され、食事が取れなくなり寝たきり状態になられました。入院先が療養病棟だったこともあり、リハビリや経口摂取が出来なかったため施設へのご入居を検討され、ご縁があり、2025年9月にハートテラス平針にご入居されました。

ご入居時はCVカテーテル(点滴)の点滴管理の状態でしたが、

「少しでも口から食べる事ができ、車いすで外の空気を感じられる散歩が出来るようになったら・・・」

とのご家族様のご希望があり、訪問歯科の先生に嚥下評価を依頼する事になりました。

検査の結果、まずはお楽しみのゼリーから始める事となりました。

歯科往診時に嚥下訓練を行い、徐々に昼食を経口摂取に移行していくプランでしたが、お楽しみゼリーを開始して間もなくしてCVカテーテル(点滴)からの感染疑いで発熱したため、CVカテーテル(点滴)を抜去し、胃ろう造設のため1ヶ月程度入院されました。

退院後の2025.12月に改めて訪問歯科の先生にスクリーニング検査をしていただき、本格的に取り組みがスタートしました。

A様の取組はとても良好に進み、毎週レベルアップ!2026年1月には食事摂取の許可が下り、昼食を経口摂取に変更することができました。

ペースト食からスタートし、現在ではやわらかいごはん、やわらか食、プリンやヨーグルト、さらにはお好きなカップラーメンや菓子パンなど、さまざまな食事を楽しんでおられます。

A様のご家族様は、入院時の様子からここまで回復するとは想像していなかったようですが、「父が喜ぶなら」とお好きなものを持ってきてくださっています。

先月には、A様のお好きなビールを飲む許可が主治医から下りました。

ビールを飲む日は遠方に住むご家族様も訪れて下さり、A様はビール、奥様はオレンジジュースで乾杯され、久しぶりの家族の団らんを満喫されたようです。

A様は「久しぶり過ぎて、味がよくわからなかった。でも、嬉しかったよ。」と笑顔でお話ししてくださいました。

また、先日はA様が職員に将棋をとても上手に教えてくださいました。

ご家族様が面会時に囲碁、麻雀、色鉛筆を持ってきてくださっていたので、

「囲碁も職員に教えてくださるんですか?」

と質問すると、

「Bさんが『囲碁ならできます。』って言ってたから、Bさんを誘ってやりたいと思う。」

とのお返事で、Bさんをお誘いする事を楽しみにされている様子でした。将棋を教えてくださっていた時も、囲碁の話をされている時も、とても良い表情をされていました。

ケアマネージャーさんより、

「A様が職員に将棋を教えている姿をご覧になり、ご家族様がとても喜ばれていました。職員の皆さんが色々と考えて対応してくださるので、ご家族様も安心されていると思います。」

とありがたいお言葉のご連絡をいただきました。

今後もA様が笑顔で過ごしていただけるよう、支援して参ります。

A様のように希望された場合に順調に進む場合もあれば、検査結果や主治医の判断により、進行が難しい場合もございますが、希望に応じた支援をさせていただくために、何ができるのかどのようにさせていただけるのか、主治医や歯科医師、ケアマネージャーと連携し、ご入居者様、ご家族様が笑顔で過ごしていただけるよう今後も支援して参ります。